ホーム > ご挨拶

ご挨拶

2018年4月の新年度を迎えて、皆様にはますますご清栄のことと思います。昨年度は2000人弱の受講者でしたが、多くの皆様にご利用いただきありがとうございました。

当ラボセンターは、今年度も全国のKKR病院のスタッフを主な受講生として多くの研修を予定しています。

まず、4月第1週に「新人研修医研修」として、卒後最初の医療技術研修(6つのタスクトレーニング)でスタートします。以前は、KKR関連病院の新人研修医を一堂に集めて、同一日で行っていましたが、次第に希望病院が増加して受講者があふれたことから、昨年はじめて、病院単位で複数日数に分散して開催いたしました。その結果、きめ細かな指導が可能となり、指導者からも好評でした。これを受けて今年も同じスタイルで開催します。指導者の先生方には、今年もよろしくお願いいたします。

日本内科学会のJMECCコースついては、2013年にラボセンターでの研修を開始しました。その後、毎年定期的に開催してきました。ラボセンターで開催する意義としては、若手内科医を対象として、内科学会の専門医受験資格取得のための研修であるというのはもちろんですが、それだけでなく、ディレクターとインストラクターを養成するという目的もあります。内科学会の基幹病院には定時開催を要求されるので、将来的にはKKR病院の内科学会教育基幹病院にはディレクターとインストラクターを配置して、自院での開催を可能にすることをめざしています。そのため指導者教育を同時に行っています。

現在、KKR病院にはディレクターが3名、インストラクターは10名になりました。

今年度も10月の共済医学会での開催などを予定していますが、北海道地方では教育体制確立が急務であるとのことで、特に指導者養成に力を入れていく方針です。

内視鏡手術セミナーは2015年連合会本部の肝いりで第1回が開催されました。指導医にも受講者にも好評なことから、第2回(2016年)からはラボセンターに移管されて開催しており、今年度は第4回になります。

「医療安全管理者研修」は例年通り6月に開催します。今年度の診療報酬改定で、医療安全地域加算に医師の「医療安全管理者研修」の受講が要件となる加算が追加されました。従来は看護職が中心の研修でしたが、今後は医師の参加が増加するものと思われます。医療安全は病院経営の要(かなめ)です。医師の受講が増加することで、KKR病院の医療の質と安全が向上することを期待しています。これまで以上に多くの医師のご参加をお待ちしています。

浜の町病院に設置されたサテライトとしての「シミュレーション・ラボセンター浜の町」も活動が盛んになってきており、地域でのシミュレーション教育研修が拡がりつつあります。

ラボセンターでは、2006年度から「医療メディエーション研修」を毎年開催して参りました。診療担当者と患者さんとの間に紛争が生じた際、その仲介者となるメディエーターを養成する研修ですが、実際にメディエーターにならなくてもメディエーターの役割を理解して日常業務に生かすことで紛争が防止できる場合が少なくありません。今年度は、九州地方のKKR病院のご要望に応えて、ラボセンター浜の町ではじめての「医療メディエーション研修」を開催します。

その他の研修も、例年通り開催しますので、多くの病院スタッフのご参加をお待ちしています。

虎の門病院の新病院建設は順調に進んでおり、来年5月には新病院としてオープンします。これに伴い、ラボセンターは分院から本院へ移転します。新病院は災害対応、国際化の使命を与えられており、これを支援するために移転することになります。すでに新病院の設計はできていますが、新しい時代のシミュレーションセンターの形を提案する場でもあります。この実現については共済医学会長やKKR病院の各院長、および連合会本部のご指導、ご支援をいただきました。ここに感謝申し上げます。引き続き、宜しくお願いいたします。

なお、私は虎の門病院をこの3月で定年退職いたしました。しかし、今年度も引き続き、ラボセンター長を担当しますので、何卒宜しくお願い申し上げます。

2018年4月

センター長 井田 雅祥

  • ヒポクラテスの木について