虎の門病院の新しい取り組み

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ラディザクトによるオーダーメイド放射線治療放射線治療科

ラディザクトの最新機種Radixact(ラディザクト)

虎の門病院では新病院の開設に伴い、放射線治療科に強度変調放射線治療(IMRT)専用の治療装置であるラディザクトが導入されました。

IMRTはがんに放射線を集中させ、周辺臓器にあたる放射線量を小さくできるため、従来の治療法より治療効果が高く副作用が少ないという優れた特徴があります。現在、放射線治療ではIMRTの適応が広がっており、ラディザクトで治療する機会が増えています。高精度治療を行うためには、放射線量の強弱や放射線を照射するスピードに重点を置く必要があります。当院では、前者に強みがあるラディザクトと後者に強みのある装置を使い分けることで、オーダーメイドの放射線治療を提供していきます。

治療方法

放射線治療を行うことが決まったら、まず治療の準備のためにCTを撮影します。このCTは通常のCTと異なる点がいくつかあります。①固いベッドに横になる、②治療時に同じ姿勢になれるように枕やマスクなどの固定具を用いる、③治療時の位置合わせのためにペンで皮膚に線を描くなどです。このCTを使って、がんに放射線が集中し、周辺臓器の放射線量が小さくなるように、照射方法を計算します。この計算を元に毎回の放射線治療が行われます。実際の治療は1回15-20分で、平日毎日行います。治療の回数はがんの部位や状態によって異なりますが、通常は25〜35回(5~7週)です。

特長

ラディザクトは、①IMRT専用装置であること、②ベッドがスライドしながら照射すること、③治療時にCT撮影ができることが主な特徴です。

①専用装置である利点
MRTはがんに放射線を集中させ、周辺臓器にあたる放射線量が小さくなるように照射する治療法です。ラディザクトなら正常臓器とがんが入り組むような照射が難しいがんでも、精度の高いIMRTが可能です。

②治療寝台が移動することによる利点
照射範囲が40cmを超えると他の治療装置ではIMRTが困難です。ラディザクトならこのようながんに対しても治療が可能です。

③治療時にCT撮影できることによる利点
CTで正確ながんの位置がわかるため、精度の高い放射線治療が可能です。

対象となる患者さん(どのような症状の患者さんが対象か)

前立腺がん、頭頚部がん、食道がん、血液のがんなどの根治的放射線治療や、脳腫瘍、婦人科がんの術後照射が必要な患者さん。

以前に放射線治療したところに対する再照射などで、従来の放射線治療が難しくIMRTによる治療を必要とする患者さんなど。

年間症例数

これまで当院では、主に前立腺がんや食道がんを対象にIMRTを実施してきました。IMRT専用装置であるラディザクトを導入したことで、新病院ではより多くの患者さんにIMRTを提供できるようになります。

2016 2017 2018
IMRT 7 24 47

「放射線治療教室」の開催のご案内

放射線治療の医師が、わかりにくい放射線治療をわかりやすく説明します。対象は、放射線治療を検討中の患者さんやご家族・ご友人、医療スタッフなど、どなたでもご参加いただけます。当院に通院していない方でもご参加いただけます。参加費は無料です。

これまでの「放射線治療教室」の内容

  • がんについて知っておきたいこと。放射線治療とはどんな治療か?
  • 前立腺がんといろいろな放射線治療
  • 前立腺がんの放射線治療後のPSAの値と副作用

皆様のご要望を伺いながら、今後内容を更新していきます。詳細はこちらをご覧下さい。

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