放射線治療科

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メッセージ

当科では、放射線治療を必要とする全ての患者さんに対し、高精度の放射線治療と体に負担の少ないやさしい医療の提供をめざしています。また、放射線治療は各診療科との連携が大切です。がんを担当する外科と内科、さらに緩和医療科とも連携し、個々の患者さんに最適な治療を提供します。
近年、放射線治療の技術の進歩はめざましく、当院でも放射線をがんに集中し、がんの周辺にある正常臓器へのダメージを最小限にする強度変調放射線治療(IMRT)を行っています。放射線治療では治療の計画と照射の技術の融合が大切であり、適切な治療が提供できるようスタッフ一同日々研鑽しております。なお、2019年5月1日に虎の門病院が新病院に移転し、放射線治療の装置が一新されました。くわしくは治療装置と特徴をご参照下さい。

1. 高齢者への対応

超高齢社会を迎えた日本では、不整脈がありペースメーカーを使用している患者さん、透析中の患者さんなど、がんだけでなくさまざまな合併症を抱えている患者さんが増えています。このような患者さんも虎の門病院なら安心です。虎の門病院は総合病院の強みを活かし、がんの治療に直接関わらない診療科とも連携しながら放射線治療を行っています。

2. 働く人への対応

虎の門病院の周辺には、日中働いている人が大勢います。その中には、乳がんや前立腺がんを患い、働きながら治療を継続している患者さんもいらっしゃいます。このような患者さんに対して、働きながら放射線治療が行えるように、出勤前や夕方にも治療を提供していきます。

扱う疾患

放射線治療は、さまざまながんに対して行われます。虎の門病院では、主に食道がん、肺がん、乳がん、直腸がん、前立腺がん、悪性リンパ腫、白血病などに対して、担当科と連携して放射線治療を行っています。

他院でがんの診断や手術を受け、当院で放射線治療を希望される患者さんへ

乳がんと前立腺がんについて

現在おかかりの医療機関から当院の患者支援部(患者サポートセンター)(03-3560-7823)にお電話いただき、ご予約をお取り下さい。なお、必ずしも放射線治療の適応にならない場合もあります。受診の際には現在の状況を確認するために、紹介状や画像検査・病理検査のレポートなどが必要になります。

乳がん

乳がんは乳房温存手術や乳房全切除術などの手術の後に、手術した乳房やその周辺に放射線治療を行う場合があります。放射線治療は25~30回(5-6週間)行うのが一般的ですが、最近は16回(4週)で治療を行う場合もあります。

前立腺がん

骨やリンパ節などに転移のない前立腺がんに対して、当院では28回(6週)または39回(8週)の強度変調放射線治療(IMRT)を行っています。また、前立腺がんの手術後の放射線治療については32回~35回(7週)の三次元照射または強度変調放射線治療(IMRT)を行っています。治療についての詳細は「放射線治療教室」にご参加下さい。

乳がんと前立腺がん以外のがんについて

放射線治療については、当院の担当科にご相談ください。

お知らせ

放射線治療教室の開催のご案内

目的

がん患者さんやそのご家族に、「がんとはどういう病気か」、「放射線治療はどういう治療か」を知ってもらうために放射線治療教室を行っています。放射線治療の医師が直接お話しします。

対象

放射線治療を検討中の患者さんとご家族、医療スタッフなど、どなたでもご参加いただけます。

  • 当院に通院していない患者さんでもご参加いただけます。
  • 参加費は無料です。
  • 参加をご検討の方は患者支援部(患者サポートセンター)までお問い合わせください。

場所

虎の門病院 701会議室
※ 会場が変更になる場合があります。参加をご希望される方は、事前に患者支援部(患者サポートセンター)にご確認ください。

日時・内容

今後の予定
日時 内容
第7回 2019年5月27日(月)
12:30~13:30
がんについて知っておきたいこと & 放射線治療とはどんな治療か?
第8回 2019年6月24日(月)
12:30~13:30
乳がんの手術後の放射線治療
第9回 2019年7月22日(月)
12:30~13:30
前立腺がんといろいろな放射線治療

※月1回の開催を予定しています。今後の予定は、虎の門病院の放射線治療科HPで随時更新します。

これまでに開催した放射線治療教室の内容
日時 内容
第1回 2018年10月22日(月) 前立腺がんといろいろな放射線治療
第2回 2018年11月28日(水) 前立腺がんといろいろな放射線治療
第3回 2018年12月17日(月) 前立腺がんといろいろな放射線治療
第4回 2019年1月21日(月) がんについて知っておきたいこと & 放射線治療とはどんな治療か?
第5回 2019年2月25日(月) 前立腺がんといろいろな放射線治療
第6回 2019年3月25日(月) 前立腺癌の放射線治療後のPSAの値と副作用

診療体制

放射線腫瘍医常勤医3名、非常勤医2名、診療放射線技師7名、医学物理士3名、看護師2名、事務1名で診療を行っています。

治療装置と特徴

トモセラピー:Radixact(ラディザクト)

強度変調放射線治療(IMRT)専用装置です。IMRTはがんに放射線を集中し、がんの周りの正常臓器への影響を従来法より小さくできます。IMRTが有効なほぼ全てのがんに対しIMRTを行っています。また、骨髄移植の際の全身照射も、これまでの方法に比べ体全体に均一に放射線を照射したり、肺や腎臓など特定の臓器の線量を下げるなど、オーダーメイドの治療が可能となり、体や臓器への負担が小さくなります。

CTリニアック

CTリニアックも、トモセラピーと同様にIMRTを行うことができます。この装置の最大の特徴は、放射線治療でよく用いられる簡易CTではなく、画質の優れた診断用CTを利用できることです。診断用CTでないと見えない淡い影の早期の肺がんも、正確に位置を合わせて「ピンポイント照射」をすることができます。さらに、この装置は体表面の形で治療時の姿勢を補正する専用装置も付属し、乳がんの治療でも威力を発揮します。

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