呼吸器センター外科

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胸腔鏡下手術の様子

2017年1月~12月の虎の門病院呼吸器センター外科での全身麻酔の手術件数は495件(2016年は493件)と豊富な手術件数を有します。うち3-port(3か所の孔のみで行う)胸腔鏡下手術で行った手術は480件(全手術の97%)と大半を占め、胸腔鏡下手術の完遂率は99.8%でした。また両側肺疾患に対する両側同時一期的胸腔鏡下手術は22件(4.4%)でした。
最近の10年間(2008.1~2017.12)では虎の門病院呼吸器センター外科で4,814件の手術を行い、うち胸腔鏡下手術で行った手術は4,723件(総手術件数の98%)、胸腔鏡下手術の完遂率は99.7%(4738件の胸腔鏡下手術→開胸移行は15件)でした。うち両側同時一期的胸腔鏡下手術は316件(6.6%)でした。
2017年の疾患別手術件数は、原発性肺癌は240件と全国でも有数の症例を有しています。転移性腫瘍は69件、縦隔腫瘍(含:重症筋無力症の手術)は70件、感染症などの炎症性肺疾患は50件、気胸・嚢胞性肺疾患は38件などと、どの疾患の手術をとっても毎年数多くの経験を有しております。
当科の特徴としては、人間ドックで発見された特に合併疾患のない方の早期の肺癌から、癌の専門病院では十分に診療できない、透析中、心血管疾患治療中、間質性肺炎やぜんそく、肝障害など他の全身疾患治療中などの困難症例の肺癌手術など、さまざまな患者さんの肺癌手術に対応しているという点です。これは97%以上の手術を低侵襲の胸腔鏡下手術で行っているという点と、総合病院の特徴を生かして、専門の他科と良好な連携を取っているからです。外来初診時から約7~14日で手術が可能であり、手術後順調に経過すると、肺癌の標準的な治療である肺葉切除術と系統的リンパ節郭清を胸腔鏡下手術で行い術後3~6日で、縦隔腫瘍手術は術後2~3日で退院し社会復帰することができます。

現在の当科での上記疾患に対する胸腔鏡下手術の術中・術後創部

胸腔鏡下手術中の術野写真(3か所の創部で3mm細径鉗子等を使用した手術)

術後の創部写真(下部の創はその創より肺や病変を袋に入れ摘出するため病気の大きさ(肺葉切除の場合は2~3.5cm程度)により異なります)

虎の門病院 呼吸器センター外科 総手術件数(1999年~)

虎の門病院 呼吸器センター外科 総手術件数(1999年~)
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