消化器外科(上部消化管)

このページを印刷

2013年度の胃癌初診入院患者は177名。手術を170例に行いました。胃全摘37例、噴門側胃切除3例、幽門側胃切除99例、その他31例。早期癌を中心に腹腔鏡下手術を積極的に適応しており、96例の腹腔鏡手術を行いました。術死・在院死はありません。GISTを含む胃の粘膜下腫瘍に対しては、腹腔鏡手術や内視鏡と腹腔鏡を併用した手術を積極的に行っています。

2013年度の食道癌初診入院患者は99名。手術を78例に行いました。食道切除術53例、バイパス術3例、喉頭摘出術2例、頸部リンパ節郭清術3例、その他17例。2006年より食道癌に対する胸腔鏡手術を行っており2013年度は41例に胸腔鏡手術が予定され、うち38例で開胸手術に移行することなく手術を完了しました。残念ながら、重症循環器合併症を持つ患者さんの開胸術において1例の術死を経験しました。全再建術中25例では用手補助腹腔鏡手術が行われました。再建術中15例では胃温存回結腸間置による再建を採用しました。胃温存回結腸間置再建術は、術後QOLの改善のため当科が独自に進めている術式であり、今後も積極的に施行してゆく方針です。

食道癌・胃癌とも術後補助、再発治療を中心とした入院・外来通院化学療法を多数に施行しました。食道癌において、非手術治療希望の患者さんには主に根治的化学放射線療法を施行しました。再発に対しても患者さんとの相談の上で可能な限り集学的に積極的な治療を提供しています。また、食道癌、胃癌とも再発例も含め、外科、内科(消化器内科、臨床腫瘍科)、放射線科、病理学科合同の毎週の上部消化管治療カンファレンスで治療方針に付き検討を加え、関連各科の連携により治療を展開しています。

この他2件の食道裂孔ヘルニア、2件の食道粘膜下腫瘍、20件のGISTを含む胃粘膜下腫瘍、20件の急性虫垂炎、4件の胃・十二指腸穿孔、以上すべて内視鏡下手術で行いました。その他に、60件のヘルニア(鼠径ヘルニア、腹壁瘢痕ヘルニア、臍ヘルニアなど、13件は腹腔鏡下手術)、28件のPEGを中心とした胃瘻・腸瘻造設、4例の腸閉塞手術、その他17例と、良悪性にわたり幅広い外科的治療を行いました。

PAGE TOP