泌尿器科

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メッセージ

医療は日進月歩であり、新しい診断法や治療法が出現しては消えていきます。また医療者もしばしば医療を受ける立場になります。医療を深く理解する者として、自分たちが患者として受けたい最良と思われる診療を提供することが我々の責務であると考えています。

しばしばその内容はテレビや新聞で脚光を浴びている治療法や週刊誌を賑わせているものとは異なることもよくあります。治療後に合併症や障害を引きずることなく平穏な日常生活が送れるようにすることが医療の目標ではないでしょうか。

扱う疾患

悪性疾患

前立腺がん

男性のがんによる死亡原因として前立腺がんの増加が注目されています。血液を検査してPSA(前立腺特異抗原)というタンパクの量を測るだけでかなり診断を絞り込むことができるため、多くの市民検診などでもとりいれられており、無症状の段階で見つかる機会が増えました。

膀胱がん

痛みなどが全くないけれども見てわかる血尿が出る、たった1回でもこれがあれば7割くらいの方には膀胱がんがみつかります。また尿は腎臓で産生されて尿管を通って膀胱に流れてきますが、その経路である腎盂尿管にも腫瘍ができることがあり、性質は膀胱がんと似ています。すなわち尿路に多発し、再発率が高いのが特徴です。

腎がん

腎がんは腎に腫瘤(こぶ)を形成し、多くの場合には人間ドックなどの腹部超音波検査でみつかります。以前は小さな腎がんでもその腎臓を含めて摘出することが多かったのですが、最近はできるだけ正常部分を残す”腎部分切除”を行うのが一般的になりました。

精巣腫瘍

比較的若年者に発生する悪性腫瘍ですが、たとえ相当の進行がんであっても適切な診断と治療がなされればほとんどが救命できるようになりました。進行がんは手術、化学療法、放射線治療を組み合わせて治療する必要があります。

良性疾患

前立腺肥大症

50歳前後から前立腺が大きくなることによって尿道が圧迫され、排尿障害を訴えるようになります。薬を飲んでいただき、それでも改善しない場合には手術を行います。ほとんどの場合は内視鏡を用いて行い、開腹手術が必要になることは稀です。

尿路結石

尿の成分には結晶が含まれますが、これが尿中でなんらかのきっかけで塊を形成したものが尿路結石です。通り道(尿路)につまると、激烈な痛みを生じることがあります。小結石の場合は自然排石が期待できますが、大きなものは体外衝撃波や内視鏡による破砕を行います。お腹を切開することはほとんどなくなりました。

診療体制

泌尿科器医スタッフ

部長以下計7名の医師でグループによる診療を行っています。週2回のカンファレンスを行い、治療方針の検討と決定を行います。朝夕は病棟回診を行い、医師の間で入院患者さんの状態を把握し情報を共有するよう努力しています。また最先端の診療レベルを維持するために定期的な医学論文の抄読会や学会・論文発表などを行っています。

がんに対する薬物療法については臨床腫瘍科と共同して診療を行っており、日本ではまだ稀な体制ですが専門家が連携することによる患者さんの恩恵は大きいと考えています。

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