TNSとは

TNS(Toranomon Nursing System)とは、当院独自に開発し1981年より運用している看護ケア量を客観的に測定するシステムです。適正・公平な人員配置に活用することで、患者さんはどの病棟に入院しても公平な看護を受けられ、ナースにとってはできるだけ公平な業務量になることを目指しています。

TNSの考え方

TNSでは看護業務全体を大きく「直接ケア」と「間接ケア」に分けています。TNSではこの「直接ケア」と「間接ケア」の関係を卵にたとえています。卵の黄身が「直接ケア」で白身が「間接ケア」です。 黄身である「直接ケア」が増えれば、それに付随して白身である「間接ケア」も増えるため、「直接ケア」を測定することで卵全体=看護ケア量を評価することができると考えています。 また、患者の状態に対応する看護行為は「直接ケア」であり看護の中核となっていることから、TNSでは直接ケアに着目して測定を行っています。 中央の卵を、ナースの数に対してちょうど良い看護ケア量とすると、左側の卵は看護ケア量が少なくナースの数は少なくても良い状態を示しています。逆に右側の卵は看護ケア量が多く、ナースを増やさなければならない状態を示しています。
TNSの考え方の図
ケア量とナースの人数の関係図

TNSの測定の実際

これは実際の入力画面です。深夜、日勤、準夜の三勤務帯で365日、実際働いたナースが一人一人の患者に行ったケアを入力しています。

必要としたナース値

入力された項目を患者ごとに得点化、タイプ分けし、さらにタイプごとの平均値を元に各病棟の必要としたナース値(単位:人)が割り出されます。これが人員配置のための客観的な情報となります。
TNS値
必要としたナース値 配置したナース値 必要/配置
深夜 2.5 3.3 0.76
日勤 6.6 8.4 0.79
準夜 3.2 4.0 0.80

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