がんに関するスペシャリストナース

長谷川 久巳がん看護専門看護師

当院はがん診療連携拠点病院です。私たちスペシャリストナースは、がん領域での複雑で困難な現象に対して、専門的知識・技術を生かして取り組み、院内はもちろんのこと、地域のがん医療・ケアの向上を目指して、活動しています。

がんに関するスペシャリストナース

  • がん看護専門看護師
  • 乳がん看護認定看護師
  • 緩和ケア認定看護師

患者さんとスタッフにとって身近なCNSでありたい

2002年にがん看護専門看護師の認定を取得しました。
私が専門看護師(CNS)を目指した大きなきっかけは、ナース3、4年目頃に担当した痛みに苦しむターミナル期の患者さんたちとの出会いでした。鎮痛薬の処方や病状説明の仕方に問題があるのではないか?と、担当医師のせいにしていました。自分自身何もできず無力感を抱き、患者さんのベッドサイドに行くことを躊躇したこともありました。そんな中、患者さんから”いつもありがとう”という言葉や、ご家族から”あなたがそばにいるだけで母は安心して、痛みが和らいだようでした”と言っていただき、患者さんから逃げて、医師のせいにしていた自分が恥ずかしくなりました。
その頃、他院のがん看護CNSに事例検討をしていただく機会がありました。自分の知識不足やアセスメント不足に気づいたと同時に、身近にCNSがいてくれたら、タイムリーに患者さんの状況を整理できたり、気持ちも楽になったりするのではないか、そしてそれが良いケアにつながるのではないかと思いました。当時、CNS制度は開始間もなく、どういうものかも分かりませんでしたが、ナースが悩んだ時にタイムリーに一緒に考えられる存在になりたいという思いから、この道を選択しました。
現在はがんサポートチームの中心メンバーとして、多職種チームでの活動をしたり、看護相談に応じたりしています。また、院内のがんに関する様々なシステム作りに参画しています。これからも、広く院内で活用される存在でありたいと思っています。
長谷川 久巳

活動の具体例

  • がんサポートチームの中心メンバーとして病棟をラウンド
  • スタッフからの相談対応
  • 患者さんへの直接ケアの提供
  • 事例検討、痛みやせん妄などについての知識共有
  • 近隣施設にも参加を呼びかけた「かんわケアの会」を定期開催
  • 看護相談外来
  • キャンサーボードの実施
  • 抗がん剤レジメン検討委員会の中心メンバー
  • 鎮痛薬持続皮下注射の普及、知識技術の提供
  • 術前オリエンテーション内容の整備、パンフレット作成
  • がん患者サロン、患者会の開催
  • がんに関する専門的内容や、倫理に関する研修会・勉強会の講師
  • がん関連マニュアル類の整備

その他のスペシャリストナースインタビュー

Specialist 慢性期・急性期等

林田由美子
精神看護専門看護師 林田由美子

Specialist 感染対策

丸山 俊一郎
感染症看護専門看護師 丸山 俊一郎